オノマちゃん日記

劇作家オノマリコのブログです。たまに真面目なことも書きます。

『大阪、ミナミの高校生3』創作日記6/29-7/1

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顧問の先生からフライヤーのデータが届く。かっこいい。
台本がだいたい仕上がる。あと2ページ白紙だけど。
せんが今回参加しないと聞く。辞めるのかもしれない。
ノっぴも今回は参加できない。成績が下がったらしい。
あおがほとんど学校に来ていない。出演してほしいが、配役するならばいつがボーダーラインかと先生と話す。

 

大阪に行き、精華演劇部の稽古へ。
体験入部?している男の子と会う。元野球部のベンチプレス上げられる系男子。
いまいる部員たちと雰囲気がちがっておもしろい。

稽古。ほとんど時間がなかったにもかかわらず、三年生を中心にかなりセリフを覚えてきてくれたので順調に進む。初舞台のぴかぴかと、かもちゃん。自分の状態に正直にセリフを出すので、きっとすくすく伸びると思う。中学演劇をやっていた かめとのり。二人も順調。かめは体力が持つかどうかだけが心配。のりは真面目。たまには演劇の決まりごとよりも自分の身体の状態を優先させていい。

 

部員たちに、配役のことを話す。あおが来たら、後半に出てくる役を演じてもらう。出て来なかったら、その役はかめが演じる。

 

稽古ではきょんが一年生の多いこのチームを引っ張ろうとしてくれている。のりも、一年生たちを、なんなら全体を、引っ張ろうとしてくれている。あいとりょーまも、各自自分のやろうとしてることと、役が合っていて良い。
ミッキーはまだ、自分とは違う、自分の演じるキャラクターとぶつかっている。やっているうちにどんどん飲み込んでいってくれる人だけど、今回は苦労するかもしれない。他の部員たちと、精神的に距離があることを見せなければならない役だ。

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3なのでスリーピース。 
みんなに動いてもらって、演出を決めていく。ローラの部屋のシーンがいい。音楽ははじめに計画していたのから総とっかえしよう。いまのプランはわたしは好きだけど、彼らに合っていない。
ちなみに今回の作品でストーリーを借りたオペラは『エフゲニー・オネーギン』。
内気な女の子がドンファンに恋をする話。最後、女の子が自分の人生を選ぶところをやってもらいたかった。


稽古は順調に終わったが、今回の作品は半数以上が新メンバー。どのくらいの飛距離が出るのかまだわからない。これからテストもあるそうだ。一年生にはこの環境、負荷が高いだろうか。

 

神奈川に帰宅した次の日、先生から、あおが自分の意思で転校を申し出たと聞く。自分で決断ができたあおはえらい。
とはいえ、寂しいね。一緒に演劇を作ってきた部員や先生はもっと寂しいだろう。あお自身も寂しいかもしれない。けれどとにかく自分が生きられるように邁進してほしい。命がなければ夢も叶わない。