オノマちゃん日記

劇作家オノマリコのブログです。たまに真面目なことも書きます。

2016年1月の新作お芝居のお知らせ

ひさしぶりに更新。

 

マグカル・シアター in KAAT

趣向「THE GAME OF POLYAMORY LIFE」

公演期間:2016年1月中旬

会場:KAAT 神奈川芸術劇場大スタジオ

 

戯曲:オノマリコ

演出:桐山知也

監修:深海菊絵

 

主催:マグカル・フェスティバル実行委員会

提携:KAAT 神奈川芸術劇場((公財)神奈川芸術文化財団)

企画製作:趣向

 

◆企画について

神奈川県立青少年センターで年間に実施している“マグカル・シアター”の中から一団体にKAAT神奈川芸術劇場での上演機会を提供する“マグカル・シアター in KAAT”。今年度は劇作家オノマリコのユニット“趣向”が選出されました。


趣向は今公演、演出家の桐山知也さんと、人類学者の深海菊絵さんをお招きして、「ポリアモリー(POLYAMORY)」に関する演劇づくりに挑戦します。

「ポリアモリー」とは、近年米国を中心に世界で展開している、同時に複数の人と合意のうえで愛の関係を築く生きかたのことです。

 

「わたしには恋人が複数いる」
「僕の妻には僕のほかに恋人がいる」
「わたしたち夫婦には共通のすてきな恋人がいる」

 だけどふつうに朝起きて、ごはんを食べて、着替えてトイレに行って、学校や会社や外の世界へ出かけていく。

 

今公演では、演出家の桐山さん、監修の深海さんの力をお借りして、「ポリアモリーの日常」を描きます。そして他者がどのように世界に触れているのか、それをいかに伝えることができるかという問いを、演劇でひろげていければと思います。

●公演詳細

【情報公開】趣向『THE GAME OF POLYAMORY LIFE』 - 趣向

趣向HP http://www.shukou.org/shukou/nextstage.html

「THE GAME OF POLYAMORY LIFE」|KAAT 神奈川芸術劇場

 

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随時更新していきます。
去年「つくりかた研究所」で「ポリアモリーの人生ゲーム」を作りましたが、
今回はそれの演劇版を目指しています。
パフォーマンス・エスノグラフィーではなく、他者の話を演じる「お芝居」にしてみる予定。

また、今回は"マグカル・シアター in KAAT"という、とてもすてきな挑戦の機会をいただきました。
神奈川県では、若手団体に上演の機会を与えるために、県立青少年センターの多目的プラザを月に数回無料貸し出ししています。
さらにその中から毎年一団体に、KAATで上演する機会が与えられます。
趣向は、2014年4月に『男子校にはいじめが少ない?』short versionをマグカルシアターの県庁公演で、11月に『男子校にはいじめが少ない?』リーディングを多目的プラザで上演したことから、今回選出されました。
(つまり今回の機会は男子校チームのおかげ。男子校キャスト・スタッフ。お手伝いの皆さま、ありがとうございます。)
(でもその後の2公演ももちろん審査の対象に入っていたと思います。)

神奈川は劇場が少ないですが、若手の才能を見ていてくれる人はそこかしこにいます。
20代・30代の劇作家、演出家、そのほか団体やユニットをお持ちの皆さま、
今年度や来年度のマグカルシアターにぜひ挑戦してくださいませ。

あと、青少年センターとその隣の音楽堂は、前川國男建築。かっこいいです。
隣同士そろった姿のうちに、お越しいただけるとうれしいです。

www.pref.kanagawa.jp