ほんとうにすてきなひと
案外、こたえていない。
ブログを見たり、写真をいただいたり、準備ができていたのかもしれない。
こちら側にそんな準備をさせてくれるのもやはり、やさしいひとだったのだと思う。
いらついていた姿、舞台上でカレーを食べていた姿を思いだす。
あの時、すてきなひとは30歳だと言っていたように思う。
初めてご一緒した現場だった。
わたしは演劇の製作に関わり出した当時、上背はあってもとても小さな女だったから、すてきなひとはお釈迦様のように手のひらを地上に置いて、わたしはそこに乗せてもらって、そうやってお話をしてもらっているような気持ちだった。
いらついているときは珍しい。
たいていはやさしく、ひとを気づかっていた。
つくづく、いらつかせてたOさんはすごいと思う。
この世にいないってどういうことなんだろう。わたしにはよくわからない。