オノマちゃん日記

劇作家オノマリコのブログです。たまに真面目なことも書きます。

「解体されゆくアントニンレーモンド建築旧体育館の話」終了しました。

3月1日に新制作「Q体」の上演終了いたしました!
連日満席で、とてもありがたかったです。
並んで下さったのに見ていただけない方もいて、そちらは来て下さったのに申し訳なかったです。

今回、実はたくさん台本をカットしています。
どこに光をあてた作品を作るか、それによっていろんなカットができますね。演劇作品を作るなかで、作家って何もすることがないような気になることも多いのですが、今回「作品を守りつつ、テキストを演出家の見せたい方向に光らせる」作業を演出と一緒に出来たのはよかったです。自分で書いたものだと客観性を保つのが難しいので、第三者のドラマターグがやった方がいいのかもしれませんが、自分でやった方が納得ができます。
それから演出の稲葉さんが「生きている作家とやるのは初めてで、作品のことを聞けてすごい」と言っていたのが印象的です。わたしも生きているうちに、同時代に生きている演出家となるべく作品づくりを共にしておこうと思いました。
それも未来への遺産かと。

今年はこれからは高校生と何本か作品を作ります。
あと少しエスノドラマ研究室(http://howtomakelab.org/divisions)も動き出すかもしれません。

さて、1月&2月の「奇跡の年 ANUUS MIRABILIS」と「Q体」、
ご観劇くださった皆さま方、
「Q体」に集まって下さった東京女子大関連の皆さま、
キャスト・スタッフ・KAATと世田谷の劇場の皆さま、
演出の扇田さんと稲葉さん、ネクストジェネレーションの制作の宇都宮さん、
趣向サポートメンバーの皆さま、
あとオノマの家の人々、ありがとうございました。

これからもマイペースに台本を書いたり、いろいろやります。
これからも宜しくお願いいたします。