オノマちゃん日記

劇作家オノマリコのブログです。たまに真面目なことも書きます。

自己紹介

オノマリコ(おのま・りこ)

劇作家

1983年生まれ

神奈川県湘南地域在住

 

演劇をやるときは趣向という団体名で活動しています。
趣向ブログ→http://shukoushuko.blog48.fc2.com/

 

★経歴

2006年
大学の哲学科をギリギリ卒業。
詩の出版社に入社。
縁あって、よくわからないけど「劇団旗揚げ」というものを手伝う。
→「演劇ってこんなゲリラみたいに勝手にやっていいんだ!すごい!」
→「台本ヘンだった!あんなで許されるなら私もできそう!」

2007年
うきうきして「喫茶店で演劇やる!」と周囲を巻き込んで公演をやる。(台本のみ)
→お客さんが20人くらいしか来なかった。
 
でもそれが契機で、20人のお客さんの1人が「戯曲を書く会」という横浜でやっている戯曲を講評しあうサークルに誘ってくれる。何度か見学して、講師の岡野宏文さんの本の読み方が好きだったので以後参加する。
別の20人のうちの1人が「ワークショップの台本書いて」と言ってくれる。以後、2週に1度ショートショートの台本を書く。

2008年
出版社退社。
「大学に行こう!今度はちゃんと勉強しよう!」と思うが、受験で落ちる。
「戯曲を書く会」で完成させた長編を、キャストを探してリーディングしてもらう。

2009年
図書館でアルバイトを始める。
台本書いてたワークショップで、声優の養成所にいた方が「友人たちと演劇やりたい。リコさん台本やって!」と言ってくれる。
女5人でユニット組んで、初めて作演出で演劇をつくる。
それにあたって東京の小劇場をいくつか見に行く。(今まで小劇場は知人が出演しているものしか見たことなかった。)
演技のレベルがたかくてびっくりする。でも台本は戦えそうだな、と思う。台本がいまいちでも成立させてしまう演技と演出にまたびっくりする。(もちろんびっくりしないのものもあった。)
なんやかんやで初の作演出作「わたしは日曜日が嫌い。」を上演。
「わたしは日曜日が嫌い。」というジュリエット・グレコの歌が好きで、それをタイトルにして、中身は「ガラスの動物園」を下敷きに書いた。
→100人くらい、お客様が見に来てくれる。うれしい。

でも俳優のこととか、演技のこととか全然わかってなかったし、やった後もわからないな、と思った。東京や横浜で劇団がやっているワークショップにいくつか行く。
また別に、知人から演劇やドラマCDの台本を頼まれる。
「戯曲を書く会」がなくなる。台本書いてたワークショップも確かこのころなくなる。
自分で団体つくって演劇やっちまおうかな、と思いはじめる。
ワークショップに参加した「時間堂」から「演出助手やらない?」とお声がけがある。仕事の中身はさっぱりわからなかったが、二つ返事で参加する。しかし初めての演出助手はさっぱり何もできず、受付くらいしか役に立たなかった。
稽古で演技をたくさん見て、「好きな演技」「好きじゃない演技」はなんとなくわかるようになる。

2010年
「趣向」という1人ユニットをつくる。「好き勝手やって、代わりに責任も1人でとりたい」という気持ちから1人。
作演出で「皇帝」上演。
台本はアゴタ・クリストフの「悪童日記」と、日本の皇室と、ベジャールの「ボレロ」のミックス。ここから台本は三一致を離れる。
自分の中では、キャスト・スタッフが支えてくれて、神輿に乗らせてくれた公演。
→お客様があふれて、追加公演を打つ。
→結果350人超のお客さんが見に来てくれる。
→批評家の水牛さんがワンダーランドに劇評書いてくれた。
 
ブラジルに旅行へ行く。
帰ってきたら「『せりふの時代』に載ってましたよ」と俳優さんが教えてくれた。短編の公募コーナーで、佃典彦さんが「キョウダイ」という作品を選んでくれていた。
「演劇は性にあってるのかもな」と思う。「でも高校や大学から演劇やっている人には、かなわないだろうな」とも。育つために、ここからガンガン演劇現場に身を置く。

6月qui-co.「カナリアの心臓」演出助手
7月シアターKASSAI「ON THE WAY HOME」脚本構成
9月趣向ワカヌ『蜻蛉玉遊戯(とんぼだまゆうぎ)』新作短編2編上演
10月qui-co.「ウラの目と銀杏の村」演出助手
10月るなまりあ~じゅドラマCD「BE MY BABY」脚本
12月北京蝶々「あなたの部品リライト」演出助手
 
2011年
2月サッポロ・ショー・ケースにて「キョウダイ」上演
2月辻村優子一人芝居「極楽」共同脚本
3月北京蝶々「パラリンピック・レコード」ドラマトゥルク
5月趣向「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」
→演劇情報マガジンwonderlandにクロスレビューが掲載
8月「三月十一日の夜のはなし」執筆
10月qui-co.「Live Forever」ドラマトゥルク・演出助手
10月john×beanリーディング「トツキトウカ」脚本構成
12月遊技ヱペチカトランデ「girls next door」ドラマトゥルク
 
2012年
3月趣向「三月十一日の夜のはなし/わたしのお父さん」
5月時間堂「ローザ」台本協力
5月劇作家協会「月一リーディング」に「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」が選出
6月in→dependent theatre PRODUCE#17「INDEPENDENT:12」トライアルに「三月十一日の夜のはなし」15分versionで参加
6月ミナモザ「国民の生活」演出助手
9月趣向「中也論 よごれたかなしみ」
10月「劇王X 神奈川予選」に参加。短編「髪を切られる」上演
12月高校演劇サミット2012・村田女子高等学校「各駅」台本潤色
この年、通信制の大学に編入。
 
2013年
1月趣向ワカヌ『発表―いま、ここ。―』短編二本上演
1月時間堂「テヘランでロリータを読む」脚本提供
6月に「劇作家女子会!」という愉快な企画をやる予定。