オノマちゃん日記

劇作家オノマリコのブログです。たまに真面目なことも書きます。

甲状腺日記 そのゼロ

★ことの発端。
2月に風邪をひき、近所の内科のお医者さんへ。風邪はたいしたことなかったが、「甲状腺がはれてる。専門の病院で診てもらったほうがいい」と言われる。

すぐに近所の甲状腺のお医者さんへ。「甲状腺腫瘍。おそらく悪性」と言われる。
甲状腺は悪性腫瘍でも、進行がおそく、死にはいたらないものらしい。
超音波診、細胞診、CTの結果、ほぼ間違いなく甲状腺癌と診断される。
手術ができる病院へ、紹介状を書いてもらう。

病院でより精密に検査。手術の日取りも決まる。
病院から、癌が4センチあって大きいので、甲状腺を全部摘出するようすすめられる。


★オノマの甲状腺癌
甲状腺の左側。約4センチにわたって腫れている。赤みや熱はない。痛みもない。
大きさからして10年もの。18歳くらいで発生したと思われる。
「乳頭がん」と呼ばれる形の癌。(あくまで形のこと。乳がんとは無関係。でも紛らわしいですよね)
近くのリンパ節に転移はみられない。


★甲状腺癌とは
伊藤病院HPより http://www.ito-hospital.jp/02_thyroid_disease/02_7_1about_nodle.html
「性質がおとなしい甲状腺がん
甲状腺のしこりのうち、約20%はがんです。男女共通のがんは、たいてい男性の方が多いのですが、甲状腺がんは例外的に女性の方が、男性よりも約5倍ほど多くかかります。さいわい他のがんに比べると、甲状腺のがんは進行が遅く、治りやすいものが多いのが大きな特徴です。
甲状腺がんの8割以上を占めるのが「乳頭がん」という、進行が遅くおとなしいがんです。このがんは、早い時期にはただしこりがあるだけで、進行もきわめてゆっくりとしています。また、乳頭がんが進行すると、息苦しくなる、声がかすれる、ものが飲み込みにくい、といった症状が現れますが、たいていの人は、くびのしこりに気づいた時点で病院の診察を受けるため、最近ではここまで進行した患者様は珍しくなりました。
乳頭がんは、遠くの臓器に転移することは多くありませんが、比較的早い時期から甲状腺周囲のリンパ節に転移することは少なくないため、なかには、くびの側面にあるリンパ節がはれて異常に気づく人もいます。しかしリンパ節に転移しても、そこでの成長もゆっくりとしているので、この時点で治療をしてもすっかり治ることが非常に多いのです。当院での手術成績を見ても、乳頭がんの10年生存率は、90%を越えています。がんとしては、極めてよく治るがんといっていいでしょう。」


★そもそも甲状腺とは
HP「今を大切に笑って生きる事。」より http://plaza.rakuten.co.jp/riepon53/3002/
「甲状腺は、のどぼとけの下あたりの気管の前面に張りつくように存在し、
右葉と左葉とそれをつなぐ峡部からなる臓器です。
(甲状軟骨のすぐ下にある事からこの名がついているそうです。)

蝶が羽を広げたような形で、重さ約15~20gほどの、
血管に富み、濃い赤褐色をした気管です。
  
この甲状腺は重要な役割を持っており、全身の発育を促進し、
新陳代謝を調節したり盛んにしたりする、甲状腺ホルモンを作っています。

活動するために必要なエネルギーを作り、
快適な生活を送るためになくてはならないホルモン、
それを合成しているのが甲状腺なのです。」