オノマちゃん日記

劇作家オノマリコのブログです。たまに真面目なことも書きます。

甲状腺日記その3

2月26日(火)

昼過ぎに、祖母の家へ。
祖母も癌。寿命はもってあと一年と言われている。自宅介護中。

「わたしみたいにもう死ぬってわけじゃないんだから、(病気が)軽い軽い」と言われる。
さすがおばあちゃん。
そうだよねー。

とはいえ、首のはれてる部分が気になる。
昨日までは意識なかったのに、今日から急に気になる。
寄生獣」ってマンガ、こんなんなんじゃないかなぁ。読んだことないけど。
いま読んだら臨場感のある読書になるかもしれない、と思う。


3月1日(金)

病院に電話。
CTをとる日がきまる。

この一週間、人に会ったら「腫瘍できちゃって」「癌みたいで」となるべく告げるようにした。
人に言いたくてたまらない。
「食事制限あるの?」「転移は平気?」「入院いつ?」
いろいろ聞かれる。
食事制限はない、入院はまだ決まってない段階、転移わからないけどめったにしないみたい。
「甲状腺でよかったねー」とも言われる。
それはそうかも。腫瘍ができるにしても進行は遅いし、死にはしないし、ここでよかった。
「甲状腺ってなにをするところ?」と聞かれて答えられない。

その後インターネットを読書。
甲状腺は、甲状腺ホルモンっていうのを作っている。
新陳代謝を調整したり促進したり、大事なホルモン。

知人「すこし休めってことだよ、りこちゃん」
そうかもしれない。病気は社会的な現象だって内田樹も言ってたし。
それに、よく自分を見てみれば、わたし疲れているのだわ。
ろくに稼ぎもないし、もとがんばっている人がたくさんいるのに、
わたしが疲れているなんて変な気がするけど。

うん。ちょっと休もう。

しばらくだらだらすることにする。