オノマちゃん日記

劇作家オノマリコのブログです。たまに真面目なことも書きます。

甲状腺日記その5

3月4日(月)

東京の甲状腺の専門病院へ。朝6時から診療しているという、すごい病院。

母と二人、朝7時の電車にのる。
9時前に病院着。
診察券をつくり、紹介状と、CTスキャンの入ったCD-ROMを提出。
受付番号をもらう。
それからひたすら待つ。
10時半にやっと順番が来て、内科のお医者さんの診察、それから採血、エコー診。
エコーは前の病院より丁寧に時間をかけてみてくれる。
採血の結果がでるのに一時間くらいかかるというので、母とごはんへ。

オノマ「患者さん、やっぱり女性ばかりだねー」
母「それにしてもすごい人だねー」
オノマ「あの空間にいる人、みんな甲状腺が悪いって思うとおもしろいねー」

病院にもどる。
順番を確認してみる。
あれ?

管理システム「2階の総合受付へお越しください」

ゆっくりごはんを食べてたら、順番来ちゃってた。
総合受付へ行って、「じゃ、ここに割り込めるんで」と言われて外科の先生の診察へ。

先生「オノマさん」
はいっ。すみません。
先生「手術のことなんですが」
ああ、はい。
先生「腫瘍があって、まあ悪性かもしれないということで」
あ、断言はしないんですね。
先生「ちょっと急いだほうがいかもしれませんね」
オノマ「あ、そうなんですか?」
先生「エコーで見ると、腫瘍の近くの左側のリンパ節も腫れてるんですね。そうなると早い方がいい」
うーん?
オノマ「リンパ節も手術でとるっていうことですか」
先生「まだはっきりわからないんですけどね。腫瘍や、リンパ節の状態によって、甲状腺も全部摘出したほうがいいか、腫瘍だけとればいいか、決めていくので」

え。全部摘出の可能性もあるの。

先生「細胞診は本当は一ヶ月待ちなんですが、急いだ方がよさそうなので、来週細胞とってみましょう」

急いだ方がいいの!?ってか普段は一ヶ月待ちってすごいな!

ここら辺で、母の表情が固まりました。

オノマ「手術はいつくらいになりそうですか」
先生「うーん」
早いとうれしいけど。
先生「わからないですね。急いだ方がよければ、来月か再来月に入れて、それもリンパを取るかどうかで変わってきますからね。ちなみに緊急性がなければ6ヵ月後になるんですが」
6ヵ月待ち!?
先生「来週細胞とって、その結果をみて決めましょう」

なんか前の病院でののん気な気持ちが飛んじゃったなぁ。

甲状腺の病気のパンフレットをもらって、お会計。
母がこわばってるので揺らしてみる。
オノマ「大丈夫大丈夫」
母「……逆でしょ?」


甲状腺癌が、近くのリンパ節に転移しているかもしれない。
甲状腺癌はあまり転移をしない癌ですが、肺と骨、リンパ節には転移することもあります。
リンパ節に癌が転移をすると、癌が遠隔転移をする可能性がでてきます。
だから早くとっちゃったほうがいい、らしい。

水をかけられた気分で母と二人、帰りの電車に乗る。